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アドワーズ広告でクリック単価を下げる方法


アドワーズ広告の管理者さんがまず最初に悩むのが「なんでこんなにクリック単価が高いのか…」ということだと思います。

Googleのアドワーズをはじめ、Yahoo!のプロモーション広告やFacebook、Twitterなど、今やあらゆる広告で「クリック課金」のシステムが導入されています。クリックに応じて広告費がかかるため、いかに安いクリック単価で広告を出すことができるかに、広告の命運がかかっています。

そんなクリック単価を落とす方法を、今回はリスティング広告を10年以上専門的に運用してきた弊社がすべて教えます。

ここで取り上げたことをやれば、まず間違いなく、そして昨日まではなんだったのか!と驚くほどクリック単価が下がるはずです。ちなみに、期間限定での情報公開となりますので、メモしたい方はお早めにどうぞ。

アドワーズ広告とは

google-adwords

アドワーズ(Google AdWords)は、Google社が広告主に対して提供するクリック課金広告サービスの名称である。

Google AdSense が広告掲載先(パブリッシャー)に対するサービスであるのに対し、AdWordsは広告主(アドバータイザー)に対するサービスと位置づけられる。

検索エンジン・Googleの検索結果に連動して、検索結果画面に広告を表示するリスティング広告(検索連動型広告)そのものとよく混同されるが、リスティング広告はAdWordsの出稿先のひとつに過ぎない。

出典:ウィキペディア

要するに、Googleで特定のキーワードで検索した時に検索結果の上位に表示させる広告のことです。クリック課金型の広告であるため、広告を表示させるだけではお金がかからないとうところが大事なポイント。

クリックされるごとにお金がかかるとうことは、いかに無駄なクリックを避けて、売り上げにつながる有効なクリックに絞って集められるかが成否を分けます。そして、1回当たりのクリック費用をどこまで下げることができるのか、それが広告管理者の腕の見せどころなんです。

クリック単価とは

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クリック単価(CPC)制は、広告のクリックに対して料金をお支払いいただくシステムで、クリック単価制のキャンペーンでは、広告のクリック 1 回に対してお支払い可能な上限額である上限クリック単価(上限 CPC)を設定します(ただし、入札単価調整や拡張 CPC を使用している場合は除きます)。

出典:AdWords ヘルプ

アドワーズ広告を始めるとすぐに「1クリックだけでこんなに高いの!?」と驚かれると思います。実際、10年ほど前は1クリック9円で掲載できた時期もありましたので、昔のリスティング広告を知っている人も久しぶりに始めたらビックリされることが多いようです。

適正なクリック単価とは?

もちろん、安ければ安いほど良いです。極端な話、クリック単価が1円ならどんな業種でも莫大な収益が獲得できるはずです。しかしそうは問屋が卸しません。

ではいくらなら良いのか?それはどんな商品を扱っているかによって変わりますが、おおざっぱに言うと「利益が出る価格」までです。

例えば1クリック100円で、100回クリックされると1回のコンバージョンが獲得できるとします。その場合、1回売るのに1万円かかる計算になります。すると当然、1回の売り上げが1万円以下の商品を販売してもマイナスですね。

もちろん、客単価や粗利の大きな商品であれば、もっとクリック単価が高くても儲かります。

逆に、単価や1商品当たりの利益の小さな商品の場合、クリック単価が高いと広告を出せば出すほど収支がマイナスになる、という本末転倒な事態になるわけです。

クリック単価を確認する方法

まず自分の管理している広告のクリック単価を確認しないと始まりません。

直近1ヶ月間のクリック単価は以下のように確認しましょう。

1.期間を1ヶ月間に選択
ダウンロード (2)

 

2.クリック単価が掲載されている箇所

ダウンロード (1)

この写真の場合は、過去1ヶ月間のクリック単価は「163円」のようです。

キーワードごとのクリック単価を確認する方法

先ほどはクリック単価を広告全体で確認しましたが、続いてキーワードごとのクリック単価を確認してみましょう。

方法は以下のステップにしたがってください。
1.期間を1ヶ月に選択
ダウンロード (2)
2.キーワードを選択

ダウンロード (5)

この写真の場合は、一番上のキーワードはクリック単価が「164円」のようです。

なぜクリック単価を下げる必要があるのか?

クリック単価を下げることでコストを下げられることは容易に想像できますが、他にどんなメリットがあるのでしょうか?

仮に同じ100万円の広告費を使ったと仮定してみます。一方の広告は1クリック当たりのコストが100円、もう一方の広告が10円だとします。クリック単価が100円の方では、1万回しかクリックを獲得できませんが、クリック単価が10円の方では同じ広告費で10万回のクリックを集めることができます。

クリック単価  クリック数
A社 100円 10,000回
B社 10円 100,000回

※広告予算を1,000,000円として算出

まとめると以下のようなメリットがあります。

  • より多くのインプレッション数を獲得できる
  • より多くのクリック数を獲得できる
  • より多くのコンバージョンが期待できる
  • 広告の費用対効果が上がる

クリック単価はどうやって決まるのか?

クリック単価を決める要素は2つです。1つ目が「入札単価」、そしてもう一つが「品質スコア」です。つまり、入札単価と品質スコアのコントロールが、クリック単価を下げる方法なのです。

オークション時点の広告の品質(推定クリック率、関連性の高さ、ランディング ページの利便性など)、上限クリック単価、広告ランクの最低基準、ユーザーが検索に至った背景(コンテキスト)、広告表示オプションやその他の広告フォーマットによる効果の予測をもとに、広告ランクが決定されます。

出典:AdWords ヘルプ

クリック単価を下げる方法

ではいよいよ、クリック単価を下げる方法をみていきましょう。

どれも我々が、代理店として実際に効果をあげてきた手法です。超実践的でお得な情報ばかりなので、しっかり覚えてください。

入札単価をギリギリまで下げる

入札単価を下げると広告の掲載順位が下がってしまうので、躊躇している方は多いと思います。しかし、「費用対効果」で考えると掲載順位は1位ではなくてもぜんぜん構いません。

逆に1位だと、間違ってクリックする人や、とりあえずクリックするだけの方を多いに集めてしまいます。そのためクリック単価が高くなる反面、コンバージョン率を下げる原因にもなりえます。

もちろんクリック単価を下げすぎると1ページ目に表示されなくなり、クリック数を大きく減らしてしまいます。コストは削減できても、その代わりに売り上げが減ってしまっては無意味ですね。

最適な掲載順位は何位?

我々の統計では、「3位~4位」あたりが最も高い費用対効果が期待できます。

それ以上下げることは、広告が表示されないということにつながるので、大体3位くらいを目安にしましょう。

ファーストページビットを利用する

まさにファーストページビットが狙い目です。

ファーストページビットとは?

「First Page Bid の見積もり / 推定入札単価(1 ページ目)」とは、検索結果の最初のページに広告を表示するために必要と考えられる入札単価のことを指します。

出典:AdWords ヘルプ

要するに、ファーストページビットと同じ金額に入札単価を設定することで、1ページ目の下部、3位~4位を狙うことができます。

ファーストページビットの限界

ファーストページビットが最適だということはお分かりいただけたと思いますが、ここで一つ難問にぶつかります。それは、ファーストページビットが日々変化するということです。

ファーストページビットがこの先変わらなければ、設定して放っておいても構わないでしょう。しかしファーストページビットが日々変動するとなると、いつも変わった金額に合わせて再設定していかなければなりません。そうなるといくら時間があっても足りませんよね。

そこでおすすめなのが、自動化の設定です。

自動化ツールを使いこなす

人間が行う単純なルーチンワークは、すべてこの自動化でセッティングできます。

広告を管理する時間を大きく削減することができますし、費用対効果の高いリスティング広告の管理も可能になります。

一度知ったらやめられない、そんな便利ツールが自動化ツールなのです。

※自動化ツールを使って単価を設定する方法

自動化ツールを使って自動で入札単価を下げる方法

アドワーズを長年管理してきた方でも、自動化ツールを使ったことがないという方が多いようです。まずは使い方を説明します。

自動化ツールの使い方

1.キーワードを開く

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2.自動化ツールを開く

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★ここがポイント★

3.夜中の2時に一旦下げる

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以上のように設定すれば、毎日夜中の内に自動でファーストページビットに単価を合わせられるわけです。

超賢い方法ですね!これまで単価の設定を手動で行ってきた方は、これを知るだけで興奮する方もいます。

手動で単価を下げる方法

さきほど自動で単価を調整する方法を説明しましたが、やはり手動じゃないとうまくできないこともあります。

続いて手動で単価を下げる方法を説明します。

手動で単価を調整しなければならないケース

複数の商品/サービスを取り扱っている

1つの商品を取り扱っている場合は検索キーワードも似かよっているため、ファーストページビットもそれほど大きく変わらないはずです。

しかし複数の商品カテゴリを持っているサイトの場合は、検索キーワードごとに入札単価がバラバラになります。そのため、ファーストページビットもそれぞれ大きく異なります。

自動でやる場合は、上限や下限を設定することが必要ですが、ファーストページビットのバラつきが大きい場合は、手動で行う方がよいでしょう。

広告をやり始めたばかり

ファーストページビットは、広告を始めたばかりの時には特に大きく変動します。

同じように、久しぶりに広告を再開した場合や、新商品の広告を始めた場合、またはサイトのリニューアルをした場合なども、しばらくは毎日手動で確認と調整が必要になります。

手動で単価を変える方法

1.まず、キャンペーンの設定で「個別クリック単価」をチェックしましょう

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2.次に、キーワードの画面のここに入札したい金額を直接打ち込みます

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手動で入札単価を変更する時の注意点

打ち間違いに注意

人間のやることですからどうしてもミスは起こります。アドワーズでは、10倍以上の入札単価を入力した時には確認画面が出て注意喚起してくれますが、もし間違って高すぎる単価で入札してしまうと、平均クリック単価が上がって費用対効果が落ちてしまう恐れがあります。

十分注意して行うようにしましょう。

いっぺんに変えるならアドワーズエディタを使おう

アドワーズエディタとは?

各種一括編集ツールにより、アカウント全体に対する変更も手軽に行うことができます。グループやキャンペーンをまたいだテキストの検索と置換、アイテムのコピーと移動ができ、複数の変更を元に戻したりやり直したりすることも可能です。

出典: Google AdWords Editor

要するにアドワーズエディタとは、アドワーズの大量の作業を簡単に済ませることのできるツールです。

キーワードが100個くらいまでなら「気合と根性」でなんとかなりますが、何千~何万個にもなると、1つ1つ手作業で単価を変えることは苦行以外のなにものでもありません。単価を変えているだけで1日終わってしまいますよね。

そんな時にエディタを使うと、単価をいっぺんに変えることができるので便利ですね。

アドワーズエディタで単価を変更する方法

1.最新の状態にする

キャプチャ

2.単価を変えたい単語をコピーする

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3.エクセルにコピペする

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4.単価を変更する

キャプチャ3

5.エディタにコピペする

キャプチャ4

6.アップロード

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7.アドワーズでチェック

入札単価をいくらに設定すればベストなのか?

入札単価は広告主の自由に設定できますが、簡単にベストな単価に設定する方法をお教えします。

ファーストページビット足す1円

ファーストページビットでもよいのですが、実はファーストページビットは色々な会社さんが入札している可能性もあります。

そこで、我々がおすすめするのが「ファーストページビット足す1円」設定です。

ファーストページビットで入札している会社さんより、少しだけ高い入札単価を設定すれば、わずかな単価の違いでできるだけ多いクリックを獲得する可能性があります。

また、ファーストページビットが変動することを考えて、ファーストページビットより20%~50%高い金額で入札しておくというのも一つの手です。

このあたりは、業種や競合他社によってもかなり状況が違ってくるので、各自調整が必要となります。

ロングテールキーワードを使う方法

クリック単価を下げる方法の中で、弊社が一番効果的だと思っているのが、ロングテールキーワードを使う方法です。

例えば「ワンピース」という単語を例にとると、そのまま「ワンピース」というキーワードを広告配信することもできますが、これでは競争相手が多く、クリック単価が高くなりがちです。

その上、せっかく高い金額で集めたクリックも、必ずしもワンピースを買いたいわけじゃない人まで集めてしまう恐れがあります。

例えば漫画のワンピースの情報が見たい人に、間違ってクリックされてしまう恐れがあるのです。そういう無駄なクリック費用を節約するためにも、ロングテールキーワードは有効です。

ワンピースのロングテールキーワードは、例えば以下のようなものです。
「ワンピース 花柄」
「ワンピース 80cm」
「ワンピース 花柄 80cm」

★ここがポイント★
当然、上の2つのキーワードよりも、「ワンピース 花柄 80cm」の方がニッチでロングテールなキーワードです。

「ワンピース」に比べるとクリック単価は間違いなく半分以下でしょう。しかしこのような疑問がわきませんか?「そんなキーワードじゃ検索自体少ないんだから、ほとんどクリックはされないだろう」

その通りです。しかしクリックされなければお金はかかりませんから、ぜんぜん問題ありません。

仮にクリックされたとしたら、「ワンピース」よりも高確率で買う気のある人が集まるでしょうから、無駄なクリックは少なくなります。少なくとも漫画のワンピースの情報を見たい人はクリックしないはずです。

ロングテールキーワードのメリット

要するに、ロングテールは以下の3つにまとめられます。

  • 無駄なクリックが少ない
  • コンバージョン率が高い
  • クリック単価が下がる

ロングテールキーワードの注意点

そんないいことづくめのロングテールキーワードですが、1つや2つ配信してもほとんどクリックは集まりません。このようなロングテールキーワードを使う時には、大量の数のキーワードを用意しましょう。

弊社で普段使っているキーワード数は、だいたい2万~3万個程度です。

さらに、ロングテールキーワードは出したら終わりではありません。数十回クリックされてもコンバージョンしなかったキーワードは停止します。

そしてよくコンバージョンするキーワードを、随時足していく必要があります。これを「キーワードの新陳代謝」と呼びます。

売れないキーワードを減らし、売れっ子のキーワードを増やすことで、より無駄なクリックを減らし、コンバージョンを増やすことが可能です。

品質スコアを高める方法

ここまで「入札単価をファーストページビットぎりぎりにまで下げる」ことと「ロングテールキーワードを使う」ことをみてきました。
しかし忘れてはならないのが「品質スコアを高める」ことです。

品質スコアとは?

品質スコアとは、広告やキーワード、ランディング ページの品質を表す指標のことを指します。品質スコアが高くなるほど、入札単価を低くおさえつつ、広告掲載順位を上げることができます。

出典:AdWords ヘルプ

要するに品質スコアとは、キーワードとサイトの関連性をスコア化したものだと言えます。

このスコアが高いと、安い金額で入札単価を設定しても上位に表示されるようになったり、ファーストページビットが下がったりします。つまり、品質スコアが上がるとクリック単価は下がるのです。

品質スコアの上げ方

公式サイトにはこうあります。

広告やランディング ページとユーザーの関連性が高いほど、品質スコアが高くなります。

出典:AdWords ヘルプ

つまり、キーワードと広告文章を、サイトの内容と合わせることで品質スコアは上がるんですね。具体的にいうと、広告しているサイトの中に書かかれている単語であれば、品質スコアは高くなります。逆に、サイトの内容と無関係な単語は、品質スコアが低くなります。

逆に考えると、品質スコアを高めるために設定しているキーワードをサイトの中に盛り込むことが有効なんです。その証拠に、自社の名前をキーワードとして設定してみてください。おそらく10点満点がつくのではないでしょうか。

もちろん、あまりにもわざとらしくキーワードを入れたり、サイトを訪れた人が使いづらいほどキーワードを使うのはマイナスですから注意です。

しかしもしサイトに、広告で使っている単語や関連する文章がなかった場合には、しっかり文章を追加・更新していくことで、品質スコアが高くなる可能性は十分にあるのです。

まとめ

いかがでしたか?クリック単価を下げる具体的な方法と理屈がお分かりいただけたかと思います。少し手間はかかりますが、クリック単価はアドワーズ広告の効果を左右する決定的に重要な指標です。

ここで紹介した方法を使ってしっかりコントロールしていきましょう。


アドワーズクリック単価

レイズ編集部 • 2018年5月14日


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